朝3歩爺叙

朝散歩のひとコマを綴ってます。

山茶花 さざんか サザンカ 咲いた道かな? 宿かな?

 朝3歩爺叙#ukikusagoro

 

"山茶花" さざんか サザンカ

 

あなたは、どっち?

🎵さざんか さざんか咲いた道~🎶

🎵さざんかの宿~🎶

 

上は、唱歌“たきび“ですね。

下は、演歌“さざんかの宿“大川栄策さんの代表曲ですね。

 

童謡"たきび"
私は、大川栄策さんの"さざんかの宿"世代ですが、さざんかを見て頭のなかに流れるのは、🎵さざんか さざんか咲いた道~🎶ですね。
でも、この歌詞は、2番なんですよね。
では、1番は、どんなでしたか?歌えますか?
🎵かきねの かきねの曲がり角~🎶ですね。
因みに、この"かきね"の歌詞は、4番にも繰り返されます。
🎵さざんか さざんか咲いた道~🎶は、2番だけに登場するだけなんですよ。
なのに、さざんかを見ると、このフレーズが頭のなかで繰り返されるんですよね~。
 
作詞した"巽聖歌"が、昭和5、6年東京都中野区上高田に住んでいた頃、近所を散歩した際に書かれたとされています。
🎵かきねの かきねの曲がり角~🎶の"かきね"というのは、家の敷地の境に槇の木などを植え植物で囲いをしたものを言います。
作者の散歩道に大きなお屋敷があり、そのかきねを歌詞に登場させたのです。
そのお屋敷は、かきねは竹垣に変わりましたが、今も残り、「たきび」誕生の碑が建てられています。
 
🎵かきねの かきねの曲がり角~🎶の"曲がり角"がミソで、大きなお屋敷のかきねに沿って歩いて来たが、かきねの途切れる"曲がり角"、これまで、かきねで遮られていた風が吹き付けるのですね。
この先を進もうか?
角の向こうは北風を遮るかきねがなく「ぴうぷう」と吹いている。
寒空の中、散歩に出掛けた後悔も、垣間見える一節ですね。
因みに、北風を「ぴうぷう」と、表現しているのはこの歌だけのようですよ。
一般的に使われる「ピューピュー」「ヒューヒュー」では、風が強すぎて、たきびは危険ですよね。

次のフレーズ🎵たきびだ たきびだ 落葉たき~🎶

都合良く、たきびをしている方が、いたのですね。
さて、この都合良くたきびをしている方は、かきねのお家の方か?小路を挟んだ向かいの方か?どちらでしょうか?
私の想像では、大きなお屋敷の方がかきねの向こう側で、たきびをしている様子が感じられた。
でも、そのたきびに当たるには、かきねの向こう側にいかなくてはならないが、切れ目のないかきね。
たきびに当たることは叶わない。
実際は、こんな感じではなかったかと思います。
ファンタジックではなく申し訳ないです。
 
いまでは、かきねの脇で落葉を集めたきびをする風景は、見ることが難しくなってしまいました。
 
この詞が生まれた地が、当時と変わらぬ風情でいてくれていることは有難いことです。