朝3歩爺叙

朝散歩のひとコマを綴ってます。

雑草魂?雑草は役にたっている!

「雑草」

名前を知られていない草

大して役には立たない草

生えると迷惑な草

引っ付き虫のように服についていやな草

 

花粉を飛び散らせアレルギーのもととなる草

などなど、人にとってマイナスなイメージの草

本当?

邪魔?

害?

嫌い?

厄介者?

ちょっと深堀りしてみましょう。

私みたいな厄介者が、同類相憐れむとしましょう。

 

定義

ご存知のように学問の世界では「雑草」という分類もなければ、そんな名前の植物もない。

所謂、俗称のたぐいなのですが、どれ等を指すのかが、非常に曖昧でもありとても厄介なのです。

場所、時間、見る人、成長具合い、数などの要因の絡み具合いで「雑草」であったり、そうでなかったりする。

ひどいものでは、その時の気分によっても変わってしまうのです。

『人が見て不愉快に感じたり、不必要だと感じた植物をその時点ではその人にとって雑草と呼ぶ。

翌朝、やっぱり緑があると気持ちいなって思たら、雑草じゃなくなるってことですね。

そう、めちゃめちゃ身勝手な定義なんですよね。

草たちにしてみれば、勝手な事いうな‼️って感じですよね。

 

「雑草」「草」に纏わる諺

極々身近にあるものなので、沢山の諺があるのでしょうね。

 

雑草魂

雑草は蔓延りやすい

上農は草を見ずして草をとる

雑草はまだ美点が見つかっていない植物

商いは草の種

おじが甥の草を刈る

草を打って蛇を脅かす

疾風に勁草を知る

草莽の臣

人通りに草生えず

道草を食う



広義で草も交えて見ましたが、意外に少ないですね。

馴染みのあるのも「雑草魂」くらいです。

私の知識不足でもあるが😃

諺の中でも、「役立たず」「厄介者」の扱いが目立ちますね。

調べるまでもなく、雑草とは、そういうものなのでしょうね。

とは言え、東京のど真ん中ならあり得るかも知れませんが、あなたの視界から雑草が無くなったなら、「役立たず」「厄介者」を見なくてすみ清々しますか?

私はそのような都会に住んでいないので、全く雑草を目にしない光景なんてあり得ません。

 

その雑草のお陰で、多少なりとも安らぎを得ているし、目(心)の洗浄が成されていると思いますよ。

#ukikusagoroインスタグラムも、雑草が無くなり次第で閉店ガラガラですよね、きっと。

 

雑草が国土を守っている?

何の事?と思われる方が多いことでしょう。

本当に、本当なんですよね、これが。

簡単に例えてみますね。

土で山を作って下さい。

そこに、ジョーロで水をかけます。

どうですか?

水は山肌の土を削りながら流れて行きます。

ものの数分で山は無くなってしまいます。

では、山に草が生えていたら、どうでしょうか?

水は、草の葉の上を流れ山肌には達しません。

ホースの水では、一溜まりもありませんが、ジョーロ程度なら持ちこたえることが出来るでしょう。



ある研究機関に依れば、山は木だけでは守れない。

木の下に生えた雑草がないと土砂が流れ、木も立っていられなくなるというのです。

何となく、イメージできますよね。

 

雑草には、こんな効果もあるそうです。

それは、「土壌浄化」です。

雑草が、水分栄養を土から吸い上げると同時に汚染物質も吸い上げるのです。

汚染物質の多くは使われないので(中には分解されるものもあるでしょう、きっと。)そのまま雑草の中に蓄積されます。

雑草を刈り取り適正に処理すれば、徐々に、土壌の汚染物質は減っていくということです。

土壌に元々存在している物質で、人によって大量に土壌へ撒き散らしてしまった、このようなケースには有効な方法かも知れませんね。時間かかるけど。

縁の下の力持ちとしての役割を紹介しました。

主役級の役割は無いですよね。

調べて見ましょうか。

 

「雑草」よ❗あんたが大将‼️

ありましたよ「雑草」が主役の役割が。

それは、

春の七草」「秋の七草」です‼️

春:せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな 、すずしろ

秋:はぎ、ききょう、くず、ふじばかま、おみなえし、おばな、なでしこ

 

中には、野菜も含まれていますが、山野草(雑草)です。

この時期には、もて囃されますが、時期を過ぎれば忘れられる、正に雑草の定義にかなっています。

 

他にも、山菜で有名なワラビ、ゼンマイ等も新芽を採取したら、あとは雑草扱いですよね。

 

又、山野草の多くは食用であったり、薬、虫避けなどに使われてきました。

私の小さい頃は、

蜂に刺されたらドクダミ揉んで貼っとけ。

火傷には、医者要らず(アロエ)の皮剥いて湿布がわり

朝顔の葉っぱも何かあったな~。

こういった先人の知恵を伝えるって事がなくなりましたね。

核家族化の影響が大きいとは思いますが、それだけじゃないでしょうね。

子供は地域が育てると、言いますが、その通りだと私は思います。

子供が地域の人たち(老人)とふれ合うことで、知識や習わし風習が伝わり、道徳の学びにもなります。