植物の生態「風林火山」
インスタグラム#ukikusagoroへの投稿も300を越えました。
👏👏👏
その投稿の多くが「植物」です。
なるべく、違った植物をと思って投稿してきました。
なので、少なくとも百数十種類の植物を投稿したのではないかと推測されます。(数えてないけど😃)
それにしても、植物ってのは不思議ですよね。
じっとそこにいて、暑さ寒さに耐え、雨風さえ受け入れじっとそこにいるんですからね。
動物なら、雨風をしのげる場所でうずくまることもできるのに、それすら叶わないのです。
種から芽を出し、葉を出し茎を伸ばす。
そして、葉を咲かせ実を付ける。
種を遺し次世代への受け継ぎを託す。
そして、役目を終えたかのように土に帰ってくるいくのです。
この一連の営みを、よく人生に例えられますが、人のそれとは、違い遥かに厳しいものでしょう。
なにせ一度の失敗も許されないのですからね。
失敗だけではなく、チャンスさえ見逃すことができないと思うのです。
そして、何より最大の使命?である生命の継承の部分が、人任せであることが悲哀を感じます。
樹木は、そんな生活を何十年何百年もじっと動かず続けているのだから敬服の至りです。
風林火山
そんな風にみられる植物ですが、少し距離をとってみてみると、こんな風にも、みることができると思うのです。
"疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵し掠めること火の如く、動かざること山の如し"
日本では、戦国最強と言われた甲斐の武田信玄公の旗印として広く知られていますよね。
疾きこと風の如く
一本一本は動くことが出来ませんが、繁殖力の強さは、正に、風の如くです。
一雨ごとに、背を伸ばし生息範囲を倍増していきますよね。
特に、庭の草は厄介ですね。
休みの日に雨に降られたら、草取りの作業は出来ないは、草には1週間もの成長機会を与えてしまう。
その間に草たちは、抜かれまいと根をしっかり張り、茎を伸ばします。
徐かなること林の如く
これは、云わずもがなですね。
何処からともなく、舞い降りてきて地面に物言わず存在すら気づかせない。
踏まれても踏まれても、じっと、芽吹きの機会をうかがっているのです。
庭で草の種って気付いたことないですよね。
侵し掠めること火の如く
生えるとなれば何がなんでもと、コンクリートを割ってまで芽吹いてくる。
石垣越えなどお手の物。
ちょっとした根掛かりがあれば、何処でも生えてくる。
動かざること山の如し
山の年齢には遠く及びませんが、それでも、樹齢千年を越える屋久杉があるように、長い年月じっと動かず生き続けています。
どうですか?
植物の生態(人生)正に「風林火山」でしょう。